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高速道路を走ってみたいです

高速道路を走れるバイクの条件について知っておこう!

バイクに乗りはじめた頃は不安だけれどもある程度慣れてくると「バイクを走らせてみたい」という気になってくるのが高速道路です。
ただし、注意したいのはどんなバイクでも高速で走ることができるわけではない、ということです。

原付きはNGで、さらに125cc以下の小型二輪車も対象外となっています。
これは高速道路での最低速度が50km/hに設定されていることから、安定した状態でこの速度で走行することができるレベルの排気量が求められているからです。
逆に言えば、125cc超のバイクならいつでも高速道路を走らせることができる、ということになります。

なお、タンデム(二人乗り)での走行も、一定の条件を満たすことができれば高速を走行することができます。
条件は2つで、運転する人の年齢が20歳以上であること、そして二輪免許を取得してから3年以上が経過していることです。
とくに後者は非常に重要なポイントとなりますから、十分な経験を積んだライダーのみが高速で二人乗りができるとおぼえておきましょう。

ただし、首都高をはじめとした一部の高速道路では二人乗りが禁止されている区間もあります。
ですから、二人乗りをする際には必ず走行する道路が二人乗りOKかどうか確認しておくようにしましょう。

バイクで高速道路を走行する際の注意点とは?

注意点を知る前に、高速道路におけるバイク事故のデータを知っておきましょう。
バイクの事故の約6割ほどが単独事故で占められており、その一方で死傷者が出た事故では、車と衝突したケースが約7割を占めています。
ですから、まず単独事故を避けるようを気をつけること、そしてやはり、車との接触・衝突は非常に危険なので重々気をつけることが求められるのです。

さらにもうひとつ、車と接触・衝突した事故でもっとも多いのが、車が車線変更してきた際にぶつかるケースです。
つまり、バイクはとくに問題なく直進しているところに車が車線変更してきてぶつかる形になります。
そうなると、バイクのライダーは自分が危険な運転をしないよう気をつけるだけでなく、車のドライバーの危険な走行にも注意しなければならないことになります。

こうした状況を踏まえ、十分な車間距離を保つことを心がけましょう。
車間距離が狭いと、車が急な車線変更をしてきたときに対応しにくくなります。
それから、やはりスピードの出しすぎに気をつけることも大事です。
単独事故の場合はとくにスピードの出しすぎや急激な速度変更が原因でカーブを曲がりきれずに激突する、といったケースがよく見られます。

あとはバイクならではの注意点として、強い横風や悪天候時のスリップなどに注意することが挙げられます。
また、本人が気づかないうちに疲労が蓄積していることも多いので、長時間運転しっぱなしは避けてこまめに休憩を取ることなども注意しておきたい点として挙げられるでしょう。