ロックだけでは不安
バイクの盗難事件は、非常に多いものです。
平成23年に盗難の被害にあったバイクの数は67,776件で、毎日何と185台以上ものバイクが盗まれている計算になります。
「ちゃんとロックしてあるから大丈夫」というライダーも多いようですが、盗難にあったバイクの多くはロックした状態で盗まれています。
バイクが盗まれる際には、いくつかの前兆が起こることも考えられます。
例えば、バイクに買取チラシが貼ってあったような場合には要注意と思っていいでしょう。
買取のチラシを見たら、即座にチラシを捨てなければなりません。
買取チラシが貼ってあるままで何日か放置しておくと、「持ち主はバイクにあまり注意を払っていないのだな」と判断され、盗まれてしまう可能性が高くなります。
バイクが窃盗団にマークされていると感じたら
自分のバイクに買取チラシが貼ってあったり、見知らぬ人をバイクの近くで見かけたりしたら窃盗団にマークされている兆しかもしれませんので、別の場所に移すことも検討してみるといいでしょう。
可能であれば友人の家のガレージに入れさせてもらう、あるいは24時間体制で監視しているコンテナやガレージにバイクを預けておくといった方法があります。
コンテナやガレージは使用料が高いのが難点ですが、バイクが盗まれるよりはいいのではないでしょうか。
バイクのロックを変えてみる
バイクの前輪だけにチェーンロックをかけてロックをしている人は、もっとセキュリティの高いロックに変えることが大切です。
チェーンロックがかかっていても窃盗団はロックごとバイクを持って行ってしまうので、鉄柵や柱などといった動かないもの、簡単には破壊できないものにチェーンロックをかけなければなりません。
チェーンロックの代わりに、頑丈なディスクロックを取り付けるなどの防御策も必要になってくるでしょう。
おすすめの盗難防止グッズ
最近はいろいろと優れた盗難防止グッズが市販されており、組み合わせて使うことによってより強力に盗難を予防することができます。
イモビライザー(防犯ブザー)などはセキュリティ強化には抜群の効果を発揮しますので、ぜひ導入することをおすすめします。
イモビライザーというのは電子式ロックの一種で、エンジンをかける時にキーのIDを照合し、キーが不正だとエンジンがかからず代わりにアラームが鳴り出します。
イモビライザーは10,000円前後で購入することができますが、あまり安いものを選ぶと、アラームは鳴っても偽のキーでエンジンがかかってしまうタイプもあるので注意しなければなりません。
GPS発信器をつけるのもひとつのアイディアで、万が一バイクが盗まれてもGPSによってバイクの位置を突き止めることができます。