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バイクの汚れが気になります

バイクがすぐ汚くなる原因

バイクは、普通の使い方をしていてもすぐに汚くなってしまうものです。
これは路面の汚れを受けやすいからです。
路面に残っている砂や油、泥などはタイヤによって舞い上がり、そのままボディーやパーツに付着してしまいます。

自動車も同じように汚れをかぶっているわけですが、その多くは車体の下部の見えないところに付着しています。
一方でバイクは縦長で、ほとんどのパーツが目に見えるところにありますので、余計に目立つということです。
また、バイクはパーツが凝縮されていますので、給油時のガソリンのこぼれやパーツの油などが、他のパーツやボディーに付きやすいという理由もあります。

さらに、室内にバイクを保管している人は別として、屋外に停めていると雨やホコリ、風によって運ばれてくる砂などによって汚れが付きやすい状態です。
このようにバイクはすぐに汚くなり、しかも汚れが目立ちますので、大事な愛車をきれいに掃除してあげることはとても大事なのです。

バイクは拭き掃除が基本となる

定期的に掃除をする際には、本当に汚れている部分をきれいにするという感覚を持つことが重要です。
上記のようにバイクの汚れはパーツに付着していることが多く、カウルなどの表面の汚れよりも内部の汚れをきれいにする必要があるわけです。
その点、水をじゃぶじゃぶとかけて洗車するのは一見きれいになるように見えるのですが、実際のところはパーツの汚れを落とせていないことが多いのです。
パーツの汚れは油汚れ、もしくは油に砂などが付いて固着したものがほとんどだからです。
水だけでは油汚れは落とせないので、別の方法を採るしかありません。

それは、拭き掃除です。
水をかける前に油汚れをウエスと薬品で取ってあげることが重要なのです。
もちろん、見た目のための掃除は水洗いで良いのですが、バイクのことを考えた本当に大事な掃除というのは、拭き掃除がメインとなります。

拭き掃除のやり方

拭き掃除は乾いたウエスと、パーツクリーナー、中性洗剤が基本となります。
その上で、いらなくなった歯ブラシやペーパータオルやグリスアップ用の道具を用意しておきましょう。

汚れやすいブレーキキャリパーは、中性洗剤と歯ブラシで汚れを取っていきます。
優しく汚れをかき出すように中性洗剤を付けた歯ブラシでこすり、金属部分はウエスでふき取っていきます。
最後に、ボディーの洗車と一緒に水をかけて汚れを洗い流します。

ブレーキディスクも鉄粉や油汚れで汚れやすいところです。
ディスクの穴をきれいにするのが大変ですが、ドライバーなどの細い工具にウエスを巻き付けて拭いていくと、きれいになっていきます。
ディスクの表面も中性洗剤かパーツクリーナーを使って拭き掃除をします。
そのまま液体が残っていると滑りを誘発する恐れがありますので、しっかりと最後に何も付いていないウエスで拭き上げます。